一定期間更新がないため広告を表示しています
あまりにも悲しいお知らせです。
告解で有名だったイグナチオ教会のメンディサバル神父さまが帰天されました。原因はまだわかりませんが、突然亡くなられたとのこと・・・。信じられません・・・。
ボクは受洗してから、ずっと告解はメンディサバル神父さまでした。かれこれ15年以上、ボクの懺悔に耳を傾け、赦しの秘跡を与えてくださったことになります。いつも、彼の告解には、多くの人が列をなしていましたね。あのような聖なる神父さまをお与えいただいて、ボクは幸せです。ボクだけでなく、東京近辺の多くの信徒の聴罪司祭だったことでしょう。
つい先週末も、ボクの告解を聞いてくださったばかり。ご高齢ではありますが、とてもお元気そうだったのに・・・。霊的に育ててくれた恩人です。最後にゆっくりお話したかった・・・。
以下がお通夜と葬儀のスケジュールです。
お通夜: 2/22 19:30~ (イグナチオ教会)
葬儀ミサ:2/23 13:30~ (イグナチオ教会)
突然とても大切な方を失い、ショックで、心に穴があいたような気持ちです。しかし、主は与え、主は取られます。多くに日本人の霊的なケアをしてくださったメンディサバル神父さまが、聖母のマントに包まれてイエズスのもとへと導かれますように。そして、日本のために人生を捧げてくださって、神父様、ありがとうございます。
わたしは裸で母の胎を出た。
わたしは裸でそこへ帰ろう。
主は与え、主は取られる。
主の御名は、主の御名は、たたえられよ。
昨日(2/20)から、33日の奉献をはじめました。聖グリニョン・ド・モンフォールは、奉献は聖母に関係した記念日にあわせておこなうのがよいと勧めています。その中でも特に「神のお告げ(3/25)」の祭日に向けて奉献を準備することを勧めているようです。それは、神が肉をまとって人となることを記念する日であり、神ご自身が聖母を信頼し、聖母に依存するよう、自らをなされた出来事だからです。
夕方、ミサにあずかったのですが、また神さまは素敵なプレゼントを与えてくださいました!ご聖体拝領の時のこと。授けてくれたのは、ブラザー・エルナンデスでした。彼は、一度、普通の丸いホスチアを取ってボクに与えようとしたのですが、ボクの顔を見た途端、そのホスチアをカリスに戻して、カリスの中にあった司祭のホスチア(ミサ中に神父さまが聖変化させて、割ったものです)をわざわざ取り直してボクに与えてくださったんです!エルナンデスさんからご聖体いただいたことは何度何度もありますが、こんなこと(=ホスチアを取り直すこと)、初めて!昨年の誕生日にあずかったミサでも、聖体奉仕者から司祭のホスチアをいただきましたが、神さま、ほんと、ボクのことを見てくれてるんだな、恵みを与えようとしてくれてるんだなって感激しました。
実は、奉献始める前、いろいろな「攻撃」がありました。頭痛がしたり、心が落ち着かずイライラしたり、こんな状態では奉献始めない方がよいと直前まで思ってましたから。でも、無味乾燥な状態の中でも、自分の気持ちや感情には目を向けず、イエズスだけにしがみついて、奉献を始めることができました。これだけの邪魔が入るのであれば、きっとそれだけ大きな恵みがあるということだと思います。
どうか、無事に奉献ができるよう、お祈りください!!
ヴァチカンから素敵なものが届きました!
故ヨハネ・パウロ2世の「聖遺物」です。カッコつきなのは、まだ列福されていないから。教皇の歴史の中でも偉大なパパ様。帰天されてすぐに「Santo Subito(サント・スービト)」、つまり、「すぐに聖人!」と信者に求められてきたパパ様。大好きです!!彼が20世紀に世界に対して果たした役割は、語りつくせませんね。パパ様と同じパーキンソン氏病で苦しんでいたフランスの修道女の奇跡的完治が認められ、今年の5月1日、いよいよ列福です!!
(裏と表)
この「聖遺物」、「Ex Indumentis(エクス・インドゥメンティス)」とラテン語で書かれています。これは、「衣服から」という意味。聖遺物は、「第一級」、「第二級」、「第三級」と分かれていますね。大まかに言うと、「第一級」は、聖人の体や髪の毛など。「第二級」は、聖人が着用していたり所持していたもの。「第三級」は、「第一級」や「第二級」の聖遺物に触れたもの。メダイや祈りのカードに添付されている布は、通常「第三級」の聖遺物です。
最近は、市販されているメダイやカードに付いている布、つまり、「第一級」や「第二級」の聖遺物に触れた布にも「Ex Indumentis」と書かれていることがありますが、これは厳密には正しくないそうです。教会用語では、「Ex Indumentis」は聖人が直に触れた布や聖人が所持していた服(つまり「第二級」の聖遺物)についてのみ使用されるとのこと。
2007年から、ヴァチカンはヨハネ・パウロ2世の列福のため、生前パパ様が着用されていたカソック(司祭平服)を細かく切って配布しています。心無い人たちによってウェブ上で販売されていたりオークションに掛けられているときが多々ありますが、聖遺物を売買することは固く禁じられています。聖遺物は神聖なもので、祈りのために大切に使われるべきものであって、値段がつけられるようなものではないからです。
信徒の方で望まれる方は、ヴァチカンへの問い合わせ先をお知らせしますので、個人的にご連絡ください。Blogは誰でもアクセスできてしまうので、商売等に利用されないよう、この記事上には記載しません。ボクの連絡先をご存知でない方は、申し訳ありませんが、ボクを知っている信徒の方経由でご連絡いただけるとありがたいです。よろしくお願いします。
| Log in | RSS1.0 | Atom0.3 | (C) 2024 ブログ JUGEM Some Rights Reserved. |